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2018/09/26

【駿河台大学ハンドボール部男子を取材!〜2020年東京オリンピックのヒーローを探せ!〜】

 駿河台大学ハンドボール部男子は、”関東学生ハンドボール連盟2部リーグ”(2018年9月現在)に所属。部の歴史は浅く、2010年より”関東学生ハンドボール”に参戦。創部時は、監督に鈴木徹氏(走り高跳び代表選手としてパラリンピックや世界パラ陸上競技選手権大会等に出場)が就任したことで注目されているチームです。

 関東学生リーグ7部からのスタートとなりましたが、チームは破竹の勢いで勝ち進み、2016年春季リーグには創部初の1部リーグでのプレーと最速で駆け上がってきたチームで、今後、他大学にとっても脅威となっていくだろう、勢いのある注目チームです。

 現在は、2部リーグでの戦いとなっていますが、1部リーグへの復帰、そして1部リーグ優勝、また全日本インカレでの勝利を目標に日々練習に取り組んでいます。

 

 

 今回は、駿河台大学ハンドボール部男子の魅力を探るため、監督・主将・注目の選手・期待の選手4名に取材をさせて頂きました。

 ※小林(聖)選手と、小林(圭)選手は兄弟です。

 

【内藤 大輔(ないとう だいすけ)監督】

駿台甲府高等学校→駿河台大学

 

 

高校時代インターハイに出場。大学時代は、地元の『甲府クラブ』でハンドボールを続け、関東クラブ選手権優勝、ジャパンオープンに出場の経験あり。

2010年に駿河台大学ハンドボール部男子のコーチに就任。

 

−−いつからハンドボールを始めましたか?きっかけは何ですか?−−

 小学校五年生の時に、地元の『塩山ハンドボールクラブ』という少年団で始めました。それまでは幼馴染と一緒にバレーボールをしていたのですが、男子部員が少なく潰れてしまって、その後にハンドボールを始めました。

 クラブチームの創設者が、父の妹の同級生だったことも入部のきっかけですね。

 

−−監督に就任されたのはいつですか?きっかけは何ですか?−−

 鈴木前監督がロンドンオリンピックの時に競技に専念したいという意向があり、退任と同時に監督に就任しました。やっていることはコーチ時代と変わりは無いので、肩書がコーチから監督になっただけという感覚でいます。

 

−−どういった方針で強化を進めていますか?−−

 選手の力であったり気質であったり、その時の選手に合わせた指導をしています。『駿河台大学はこういうチームだからこうしろ』ということではなく、選手たちの望む戦い方、また意向や要望を聞き、そういったものに対してアドバイスをしているような形です。ですから、年によって戦い方は違います。

 選手も、高校の有望選手を自ら集めるようなことはしていなく、高校の監督さんからの紹介や、自らここを選んで入部してくる選手が多いです。

 

 

−−駿河台大学ハンドボール部男子の魅力や特徴は?−−

 名門でも伝統がある訳でもないのに入部してくるという事は、皆がハンドボールという競技を純粋に好きで入ってきていると思いますし、練習も楽しそうにやっています。雰囲気が良いチームだなと思っていますが、もちろん、勝つために厳しさも必要ですし、厳しさと楽しさが、良いバランスで保てているかなと思っています。

 

−−秋季リーグ戦・全日本インカレに向けての抱負を!−−

 1部昇格は最低限の目標であることは前から変わりはないです。あと、実は2部リーグ優勝の経験がまだ無いので、2部リーグで優勝をして、その勢いで入替戦に臨みしっかりと勝ちきって1部昇格をしたいです。

 現在(9月14日現在)、3連勝中ではありますが、春に負けた慶應大学も連勝中ですし、全く油断はできない状況です。

 全日本インカレは、今回で3回目の出場となるのですが、実はまだ1勝もできていないので、まず1勝はしたいと思っています。もちろん、相手となるだろうチームは、伝統や実力のある強豪校ばかりですが、胸を借りつつも自分たちの力を発揮し勝つことを目標として、日々練習に取り組んでいます。

 

 

【主将:外ア 龍馬(とのさき りゅうま)選手:4年/ポジション:RB】

出身校:村山産業高等学校

 

【注目の選手:小林 聖弥(こばやし せいや)選手:3年/ポジション:LB】

出身校:駿台甲府高等学校

 

【期待の選手:小林 圭斗(こばやし けいと)選手:1年/ポジション:LB】

出身校:駿台甲府高等学校

 

 

−−いつからハンドボールを始めましたか?きっかけは何ですか?−−

【外ア主将】

 始めたのは中学校一年生で、きっかけは、兄がハンドボールをしていたことです。元々サッカーをしていて、中学でも続けていこうと思ったのですが、初めてハンドボールの試合を見た時に衝撃を受けて、こんなに面白いスポーツがあるんだと思って自分も始めました。そこから一気にのめり込みましたね。

 

【小林(聖)選手】

 小学校二年生から始めました。きっかけは、友人からの誘いで地域の少年団に体験入部してみたことです。体験してみたら、ハンドボールってこんなにおもしろいんだと思え、そこから続けています。小学生だったので深くは考えていなかったと思いますが、単純に選手がジャンプしてシュートをする姿が格好良いなと思っていました。

 

【小林(圭)選手】

 小学校三年生から始めました。きっかけは、兄がハンドボールをやっていたことです。それまでは水泳をやっていたのですが、兄のプレーする姿を見て、自分もやってみたいと思い始めました。

 

−−駿河台大学ハンドボール部男子の魅力や、チームの特徴は?−−

【外ア主将】

 ますは部員の数が多いので活気がありますね。また、器用な選手が多いです。というのも、一つのポジションではなく、複数のポジションこなせる選手が多いのも特徴です。

 チームの雰囲気も良く、言うべきことは上下関係なく言い合え、楽しくやるときは楽しんでいますし、メリハリのあるチームかなと思います。キャプテンとして、また四年生としても下級生からの意見で助かっていることも多いです。

 

【小林(聖)選手】

 自分もキャプテンと同じようなこととなってしまうのですが、チームの雰囲気の良さだと思います。人数が多い分、ライバルも多いのですが、殺伐とした雰囲気ではなく日々切磋琢磨し合ってやっているので、勝つための厳しさもありますが、日々楽しくハンドボールをしています。

 

【小林(圭)選手】

 自分もキャプテンと兄が言ったことと同じです。(笑)特に思っているのは、上下関係が厳し過ぎることが無いので、練習でも試合でも選手同士、言いたいことを言い合える雰囲気があるのが、このチームの一番の魅力だと思います。

 

−−ライバルや、目標としている選手はいますか?−−

【外ア主将】

 目標としている選手は、中学生時代からプレーを見ている、豊田合成の“藤 勢流”選手です。プレースタイルもそうですが、同じ山形出身として、ハンドボールが盛んではない地域からでも、世代別の代表とかに選ばれて活躍しているので、やればできるんだということで、自分も勇気をもらっています。

 

【小林(聖)選手】

 目標というか憧れになってしまうのですが、豊田合成の“水町 孝太郎”選手です。水町選手のプレーが自分に似ているのもあり、学生時代のプレー動画を見たりして参考にしています。特にどんな場所であったり、厳しい体勢であったりしてもシュートが出来るのが憧れです。

 

【小林(圭)選手】

 自分も憧れになってしまうのですが、ドイツ代表の“ウーヴェ・ゲンスハイマー”選手(パリ・サンジェルマン)です。同じポジションなんですが、特に魅せるプレーであったり、観衆を沸かせることができるプレーが魅力な選手です。見ていて楽しくなるし、ワクワクさせてくれるプレーが好きです。

 

 

−−秋季リーグ戦・全日本インカレに向けての意気込みを!−−

【外ア主将】

 秋季リーグは、春に入替戦に負けて悔しい想いをしたので、秋季リーグは1部復帰を最大の目標としています。

 全日本インカレは、今年で3回目の出場となるのですが、まだ1勝もできていないので、まずは勝ちたいです。今年のチームは、インカレでも勝つことができるチームだと思っていますので、1勝と言わず、進めるところまで勝ち上がっていきたいと思っています。

 

【小林(聖)選手】

 まだ全勝優勝をしたことが無いので、ただ優勝するだけではなく、全勝で優勝をしたいです。春の悔しい想いを忘れず、今、秋のリーグに挑んでいるのですが、いろんな部分を修正してきたのが、現在は良い結果につながっているので、このまま全勝優勝の1部昇格を果たして、来年の春季リーグは1部で戦うことです。

 全日本インカレでは、現実的な目標として、一つでも多く勝つこととしています。

 

【小林(圭)選手】

 チームの目標は、先輩方が言ってくれたことと同じだと思っています。個人的には、今のチームの雰囲気が悪いわけではないのですが、いろんな部分で雰囲気を変えていき、全日本インカレにつなげていきたいと思っています。

 

−−大切にしている言葉や行動は何ですか?−−

【外ア主将】

 言葉で盛り上げるようなタイプではないので、“練習など誰よりも必死に取り組んで行動で示す”ということを、キャプテンに指名された時から心掛けています。

 

【小林(聖)選手】

 “一人でも多く、自分を憧れと思ってくれる選手になりたい”という想いをもってハンドボールをしています。

 

【小林(圭)選手】

 “チャレンジング・スピリット”という言葉を大切にしています。高校時代の学校や部の理念でもあるのですが、常に高い目標を掲げ努力を続けていく事が大事であると思っています。

 

 

 駿河台大学ハンドボール部男子の皆さん、取材のご協力ありがとうございました。今後の益々のご活躍期待しています。

 

 

DATE

部長:大久保 博樹 / 監督:内藤 大輔 / トレーナー:馬渡 恒明 ・ 竹田 京平

部員数:63名

活動場所:駿河台大学体育館・多目的グラウンド

活動時間:平日17:00〜21:00・土曜日16:00〜19:00・日曜日9:00〜13:00or13:00〜17:00

 

≪取材日 平成30年9月14日≫

 

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