クレームとその対応
「賃貸経営」にクレームはつきものだ!
そうはいっても現場では、実際はもの凄いクレームを受けて翻弄されています。どの大家様の身にも起こり得るクレームとそれをどのように対処すればいいかを具体的にご紹介します。ご参考にしていただき万全の準備を心がけて下さい。
<事例>
夜逃げや突然死(事故死や孤独死)などで、
入居者が突如いなくなってしまった場合はどのように対処したらいいですか?
- Q.入居者がいなくなってからの滞納分の家賃や今後の家賃収入はどうなってしまうのでしょうか?
- A.保証会社が付いている場合は、家賃保証や原状回復工事の費用負担などをしてもらえるケースもあります。ただし、家賃の一ヶ月分など規定がある場合がほとんどなのでそれを超えた分に関しては基本的には大家様負担と考えた方がよいでしょう。
- Q.置き去りになった荷物などは誰が撤去するのでしょうか?
- A.管理会社をつけている場合は管理会社で行うこともありますが、基本的には大家様で対応していただくケースがほとんどです。例えば、死亡事故や夜逃げなどで連帯保証人も緊急連絡先も無い場合は、荷物を出さないと次の入居者を迎えいれることができないので、アパート・マンションを経営するという観点からも経営責任者である大家様が費用面も含んで対応していただくしかありません。
ただし、管理会社としては、極力大家様の負担が少なくかつスムーズに整理できるようにアドバイスやお手伝いはさせて頂きます。ゴミなどは程度によりますが、一般的なゴミとして捨てられるものであれば管理会社から捨てるなどのご協力はさせていただきます。家具・家電などは管理会社でも処分に困るので請け負うことは出来ません。通常業者を頼むと1K〜2DKのお部屋にある家具・家電を捨てるとなると、場合によっては何十万円となり、その全てが大家様負担となります。その場合には、市区町村などが行う粗大ゴミ回収を使い、何百円で済ませるように、大家様で預かってもらい、運搬をお手伝いさせていただいたりしています。
家賃収入が急にストップし、敷金があった場合でも、リフォームや荷物の廃棄など全てを賄えるわけでは無く大家様が持ち出さなければいけないケースもあるので極力費用がかからない方法を選ぶ必要があります。また、あらゆる工程を同時進行させ、未入金期間を短くしリスク回避を行います。
- Q.ミニミニの場合は何か対策は取っているのですか?
- A.死亡に関しては亡くなった日までしか家賃がでませんので、そうした事態を受け、ミニミニでは死亡保険という商品を大家様向けに発売しております。
これは先に述べた亡くなった場合の費用ですとか、家賃が減額した場合に補填する保険となっています。