薬物
覚せい剤などの薬物を乱用する若者が多くみられます。売人は「ダイエットに効く」「疲労回復に効果がある」など様々な甘い言葉で誘惑してきますが、実際には人生をボロボロにする魔の薬なのです。断る勇気をしっかり持ちましょう。
薬物の罠
甘い言葉で誘われる乱用されている薬物には、覚せい剤、大麻、MDMA、コカイン、ヘロイン、マジックマッシュルーム、シンナーなどがあります。売人は、「ダイエットに効果がある」「疲れをとる薬」「違法ではない」などと言葉巧みに売りつけようとします。また、若者の間では、仲間はずれを恐れて薬物に走るケースも目立ちます。
一度なら平気…と思うなかれ
初体験で「急性中毒」というケースはめずらしくありません。 一度に大量のドラッグを使用すると、体の器官が激しい刺激に耐えられなくなり異常を起こします。結局、息ができなくなり、痙攣を起こし気を失ってしまうこともあります。「自分はいつでもやめられる」「一度だけなら問題ない」という甘い考えは絶対もってはいけません。
- はっきり断る勇気を持つ
- 違法とは分かっていても、友人などにすすめられると手を出してしまうこともあります。 「薬物は絶対にやらない」と断る勇気を持ちましょう。食欲減退、無気力など、子どもに変化がみられ、対処方法がわからないときは警察に相談しましょう。
薬物の種類
私たちの国で多く乱用されている薬物は次の通りです。様々な呼び名があるので気を付けましょう。
- 覚せい剤
- S(エス)、スピード、シャブ、アイス、アッパー、ラッシュ、クラッシュ、ホワイト、ヤーバー、サング、シーシュ など
- 大麻
- マリファナ、はっぱ、ハシッシュ、グラス、ポット、ジョイント、チョコ、スティック、ガンジャ、ウィード、パニール、スィガリ など
- MDMA・MDA
- エクスタシー、E(イー)、バツ、タマ、ゴースト、ラブドラッグ、エックス など
- LSD
- アシッド、ペーパー、タブレット、ドラゴン、シュガー、直角、カリフォルニアサンシャイン、D(ディー)、かーガス など
- コカイン
- クラック、C(シー)、コーク、ホワイト、ホワイトパウダー、ホワイトレディー、ロック、ダマギ など
- ヘロイン
- H(エッチ)、スマック、ジャンク、ホース、ガム、ダスト、メキシカンブラウン、プティ、ギャルド、セフィード など
- あへん
- タール、ブラックスタッフ、ポップ、ピンエン、テルヤック、テリヤク など
- マジックマッシュルーム
- 幻覚性キノコ、ホングレシトス など
- シンナー等有機溶剤
- アンパン、純トル、純トロ など
Colum
恐いのは薬物だけじゃない…。「たばこ」「お酒」が未成年者にとても有害なワケ。
たばこや酒のアルコールは、身体に少なからず害を及ぼします。成人であっても量は節度を持たなければなりません。未成年にそれらのものがなぜ「禁止」されているのでしょうか。それは未成年者の『脳』は発達途中でデリケートな状態にあるため、成人よりもはるかに大きなダメージを受けるからです。