出会い系サイト
不特定の人がインターネット上での友達募集やサークル活動募集などのコミュニケーションツールとして使われています。しかし近年、携帯電話で手軽にWebサイトが閲覧できるようになると、真剣な出会いを求める者に混じって身元や素性を偽り、最初から援助交際や詐欺、恐喝などを目的とする者が急増し“犯罪の温床”となっています。
- 強盗・勧誘・強姦事件
- 携帯電話の出会い系サイトで知り合った男性に友達と一緒にドライブに誘われたところ、自動車内に監禁され、現金も奪われ、両親に身代金まで要求された。 出会い系サイトでのメール交換だけでは、悪い人でもわかりません。友達と一緒だからといって安心してはいけません。誘われてついていったらそれが命とりになります。
- 恐喝事件
- 出会い系サイトで知り合った彼に、ホテルで撮られた裸の写真をばらまくぞと脅され、お金を要求された。 出会い系サイトには、優しくて素敵な男性を装い、お金や少女の体を目当てにだまそうとする悪い人がいます。うっかり本気になって心を許したら相手の思うツボです。
- 不正誘引・児童買春周旋事件
- 出会い系サイトの掲示板に書き込みをしたところ、だまされて性風俗店に連れていかれ、売春をさせられてしまった。 ほんの軽い気持ちでも、出会い系サイトの掲示板に書き込みをすると恐ろしいワナが待ち受けています。お小遣いをくれるからというおいしい話は特に危険。会ってしまってからでは取り返しがつきません。
携帯メールに出会い系サイトの案内が送られてきた。
まず見ない。
携帯に届いた「出会い系サイト」への勧誘メールは「見ない」こと。また迷惑メール対策※1をして、未然に来ないようにすることも大切です。何より「危険には近づかないこと」で、自分の身を守ってください。
- ※1 迷惑メール対策フィルタリングサービスの活用
- 出会い系サイトなど携帯電話の有害サイトの未成年者による閲覧を制限するサービス。現在国では、未成年の新規契約者にはフィルタリングサービスを原則加入することで話が進められています。
同じ趣味を持った理想的な相手を発見!!
つぎに書き込まない。
「匿名だから安心」と思って興味本位で利用し、犯罪に巻き込まれるケースが多発しています。一度書き込みをすると相手はあらゆる誘い文句で誘惑します。軽い気持ちや心のスキが落とし穴になってしまいます。
- 18歳未満でも処罰の対象に!
- 「出会い系サイト規制法※2」は、18歳未満の子どもの利用を禁止しているほか、サイトを利用して援助交際を求める書き込みをした場合、18歳未満でも処罰されることが決定しました。
優しそうな人で「会いたい」と言ってくれた。
そして絶対に会わない。
やり取りをしていくと、相手のことがわかった気になり「会ってみようかな」と思ってしまいます。そこが相手の狙いで「会うこと=危険」を肝に銘じておきましょう。
- ※2 出会い系サイト規制法
- 「出会い系サイト」を利用した児童売春などの犯罪被害から児童を守ることを目的とし、平成15年(2003年)9月に施行された法律。大人はもちろん児童が処罰の対象となるものもあるので、警察庁のホームページ「あぶない!出会い系サイト」内にある『出会い系サイト規制法の解説』を参考に確認しておきましょう。「出会い系サイト規制法の解説」
http://www.npa.go.jp/cyber/deai/law/