キャッチセールス
駅・繁華街など街頭で、目星をつけた人に「簡単なアンケートをお願いします。少しお時間よろしいですか?」などと声をかけ、喫茶店や営業所に連れ込んで商品の契約を結ぶ方法のことをいいます。契約するまで中々帰してもらえなかったり、脅迫まがいの事をするなど、多様化しており、悪質商法の中でも特に注意したい商法の1つです。
キャッチセールスで販売される物は以下のような物がほとんどです。 金額を高く設定出来そうな物・効果の怪しいサービスがほとんどなのが見てとれます。ターゲットが男性か女性かによっても品目が異なるので、以下の表をよく覚えておきましょう。
- 販売品目
- 主な内容・手口
- ターゲット
- 化粧品・美顔器
- 商品を購入すれば無料エステが利用できる。
- 女性
- エステ
- 体験エステ・モデル・ダイエットモニター。
- 女性
- 絵画(シルクスクリーン)
- 展示会をしていると声をかけられ、ギャラリーに誘われる。
- 男性・女性
- ジュエリー
- 飲食店や営業所へ誘導され、勧誘される。
- 男性・女性
- 英会話・PCスクール
- 書店や路上で声をかけられ、後日の来訪を促す。
- 男性・女性
- オーディション商法
- タレントのスカウトと言って誘い、レッスンやエステの契約。
- 女性
- 映画鑑賞券
- 路上で数万円程度の映画鑑賞券を強引に販売。
- 男性
- 占い名目での印鑑販売
- 占い・鑑定名目で誘われる。
- 女性
- 自己啓発セミナー
- セミナーもしくは鑑定名目で誘われる。
- 女性
- 狙われるのはおとなしそうな人・新人社員等
- 被害に遭わないためには、無視する・はっきり断る
- 契約してしまったらクーリング・オフ
突然被害に遭うと混乱してしまって冷静な判断は困難。そんな時はまず国民生活センターや地方自治体に設置されている消費生活センターに相談してみましょう。
国民生活センター
- 03-3446-0999(相談専用番号)
- 電話受付時間 平日:10時〜12時・13時〜16時
- http://www.kokusen.go.jp/map/
もし裁判などに発展してしまった時は、弁護士を雇う事も考慮に入れましょう。裁判官もやはり人間、いくらあなたが一生懸命裁判官に説明をしたとしても、伝わらない事もあります。短い時間で要点をまとめてしっかりとあなたの意見を伝えてくれる弁護士が必要となる時もあるはずです。弁護士を雇うというと、かなり費用のかかるイメージがありますが、1時間の相談料であれば5,000円〜10,000円程度なので上手に活用しましょう。
名刺・契約書・領収書 など契約の前後にもらった書類はどんな小さな書類でも絶対に捨てないでとっておきましょう!